熱中症対策 暑さから一時避難できる「涼み処」活用を 米子市

夏の暑さに備えて米子市は、公共施設や民間事業所などを市民が暑さから一時避難できる「涼み処」として公表し、活用を呼びかけることになりました。

熱中症の疑いで搬送される人は、米子市でも年々増えていて、去年は153人が搬送されているということです。
こうしたなか米子市の伊木市長は20日、新たな熱中症対策を発表しました。
それによりますと、公民館や市の施設、市の募集に応じた薬局などの民間事業所を「よなご涼み処」として市に登録します。
登録された施設では、6月1日から9月30日までの営業時間中、暑さからの一時的に避難したり休憩したりしたい人を受け入れるということです。
これまでに71か所が「涼み処」として登録され、施設の入り口には専用のポスターが張り出されるほか、米子市のホームページで施設の一覧が掲載されています。
鳥取県でも冷房のきいた公共施設や店舗などに集まって、涼しさを共有しようという「クールシェア・スポット」という取り組みを始めていて、公共施設やキャンプ場など、およそ300か所が登録しているということです。
米子市の伊木隆司市長は「毎年、夏が暑くなっていて、熱中症対策が重要になっている。涼み処で涼をとってもらい一緒に熱中症を防ぎたい」と話していました。