倉吉のスイカ選果場に最新機械 作業効率化と高品質スイカ出荷

スイカの栽培が盛んな倉吉市の選果場で、作業を効率化しながら、より質の高いスイカを出荷するため最新の機械が導入されました。

倉吉市は北栄町に次ぐ県内2番目のスイカの産地で、栽培面積は107ヘクタールと、5年間で10ヘクタール以上増えています。
JA鳥取中央は、倉吉市のスイカの選果場の設備をおよそ7億7000万をかけて強化し、9日にJAや市の職員などが集まって完成を祝いました。
このうちスイカの糖度や大きさを測り、傷がないかをチェックして等級を選別する機械には、これまでより高性能なカメラが搭載され細かく検査できるようになり、出荷するスイカの品質の確保につながるということです。
またスイカが入った段ボールを運ぶロボットを導入し、作業の効率化や生産者の負担軽減も期待できるということです。
倉吉市のスイカの出荷は6月から始まり、関東や関西に向けて、去年より1億円ほど多い14億5000万円の出荷を見込んでいるということです。
倉吉西瓜生産部会の岸本健志部会長は「生産者が毎日、温度を管理しながら丹精を込めて作ってきたスイカを新しい機械を活用して出荷し、生産者の活力や収入につなげたい」と話していました。