青谷上寺地遺跡から出土の頭蓋骨 復元した弥生少年の名前募集

鳥取市にある弥生時代の青谷上寺地遺跡への関心を高めようと、鳥取県は、遺跡で出土した頭蓋骨から復元された当時の少年の名前の募集を始めました。

鳥取市にある青谷上寺地遺跡は、弥生時代の大規模な集落跡で、鳥取県は遺跡で出土した頭蓋骨から、10代前半の少年の顔を復元し、ことし3月にオープンした展示施設「YAYOINE」で公開しています。
遺跡への関心を高めようと、県は4月27日からこの少年の名前の募集を始めました。
応募は県内だけでなく県外の人も行うことができ、展示施設での投函のほか、郵送や県のホームページでも受け付けているということです。
青谷上寺地遺跡では、これまでも弥生時代の男性の顔を復元して「青谷上寺朗」と名付け、そっくりさんを集めたコンテストを開くなどしていて、青谷かみじち史跡公園は「当時、この地で暮らしていた少年にふさわしく、また展示施設で青谷上寺朗の隣に並べて違和感のない名前を考えてほしい」と話しています。
名前の募集の受け付けは、6月30日まで行われています。