「春の叙勲」鳥取県から37人が受章

さまざまな分野で功績のあった人に贈られる、ことしの「春の叙勲」の受章者が発表され、鳥取県からは37人が受章することになりました。

鳥取県でことしの「春の叙勲」を受章するのは37人で、▼社会のさまざまな分野で顕著な功績をあげた人に贈られる「旭日章」は15人です。
▼「旭日小綬章」が2人、▼「旭日双光章」が10人、▼「旭日単光章」が3人となっています。
また、▼公共的な仕事に長年携わり功績をあげた人に贈られる「瑞宝章」は22人です。
▼「瑞宝中綬章」が1人、▼「瑞宝小綬章」が4人、▼「瑞宝双光章」が8人、▼「瑞宝単光章」が9人となっています。

このうち「旭日双光章」を受章する、元県造園建設業協会会長の田中静雄さん(70)は、公共施設や広場の造園を多く手がけ、市街地の緑化に貢献してきました。
鳥取市の造園会社を経営する田中さんは、枯れ山水の日本庭園を得意とし、JR鳥取駅前にある直径6メートルの「花時計」を設計したり、駅前広場にケヤキを植え付けたりしました。
2012年からの6年間は県造園建設業協会の会長を務め、2013年に鳥取市で開かれた「全国都市緑化とっとりフェア」の誘致に尽力するなどし、鳥取県の造園業界をけん引しました。
田中さんは「感無量で、たくさんの人とのつながりがあってこそだと思っています。人がすごいと感心する作品をつくれるよう心がけてきました。鳥取に残せるものをつくれたことは、うれしく思います」と話していました。