鳥取砂丘西側に「グランピング」施設完成で式典

鳥取砂丘の西側に、設備が整った環境でキャンプを楽しめる「グランピング」の施設が完成し、来週のオープンを前に、19日、記念式典が開かれました。

鳥取砂丘の西側に完成した「ヤマタ鳥取砂丘ステイション」は、県と市が所有するキャンプ場などを民間事業者が借り受けて新たにグランピング施設などを整備し、今月(4月)27日にオープンする予定です。
19日開かれた記念式典では、運営会社の山田雄作 社長が「地域の滞在型観光のハブとなれるよう取り組みたい」とあいさつしました。
グランピング施設は直径7メートルのドームテントが6棟あり、中にはベッドやソファ、エアコンなどが完備されているほか、外には雨の日でもバーベキューができる屋根付きのスペースが設けられています。
また、このうち1棟はドッグランが併設されていて、犬と泊まることができます。
運営会社によりますと、来月(5月)6日までの大型連休中は、すでにほぼ満室だということです。
このほか、▽キャンプ場や、▽教育旅行などに対応したゲストハウスも新たに整備されました。
新しい施設の開業で、観光客の滞在時間の短さが課題とされる鳥取砂丘の観光に好影響を与えることが期待されています。
鳥取砂丘の観光事業者でつくる「鳥取砂丘アクティビティ協会」の小椋宣洋 副会長は「砂丘の西側でできるアクティビティーを模索して、宿泊施設と協力しながらお互い盛り上がっていきたい」と話していました。