鳥取地検 新たな検事正に山上真由美氏が着任

鳥取地方検察庁の新たな検事正に山上真由美氏が着任し、「安心して暮らせる社会に貢献すべく全力で職務にあたる」と抱負を述べました。

今月15日付けで鳥取地方検察庁の検事正に着任した山上氏は、鳥取県出身の56歳。
これまで、大阪地検交通部長や福岡地検小倉支部長などを歴任してきました。
山上検事正は、19日記者会見し、「鳥取は都市部にくらべると治安はよいと承知しているが、刑法犯の認知件数は令和3年度から増加傾向で特殊詐欺の被害は昨年過去最悪だったと聞いている。安心して暮らせる社会の実現に貢献すべく全力で職務にあたりたい」と抱負を述べました。
そのうえで▼犯罪をおかした人の社会復帰を支援し、再犯を防ぐことで、被害に遭う人を減らすことや▼海外に拠点を置くなど巧妙化する組織犯罪の撲滅などに重点的に取り組みたいという考えを示しました。
また出身地でもある鳥取県での勤務について「久松山を見てほっとした気持ちになった。まさか鳥取で検事正をするとは想像していなかったが、大きな責任がともない、身の引き締まる思いだ」と話していました。
鳥取地検で女性の検事正が就任するのは今回の山上氏が初めてだということです。