鳥取「砂の美術館」フランステーマ 新たな砂像の展示始まる

鳥取市の「砂の美術館」で、19日からフランスをテーマにした新たな砂の像の展示が始まり、初日から多くの人でにぎわっています。

鳥取市の「砂の美術館」で19日に開幕した展示会では、世界12か国から集まった彫刻家が、フランスをテーマに制作した砂の像18点が並んでいます。
開幕の式典で総合プロデューサーの茶圓勝彦さんは「フランスは色濃い歴史と伝統を持つ芸術と文化の国だ。作品の迫力を楽しんでもらいたい」と挨拶しました。
砂の像のうち世界遺産の「ベルサイユ宮殿」の像は、幅22メートル・高さ5メートルと最も大きい作品で、装飾が緻密に再現され、華やかさと迫力が感じられます。
またナポレオンが皇帝に即位した「戴冠式」の場面を描いた作品は、堂々とした表情や威厳のある雰囲気が表現されています。
会場には午前9時のオープンから大勢の人が訪れ、作品に見入ったり写真を撮ったりしていました。
香港から訪れた40代の女性は「砂と水だけで細かいところまで作られていて驚いた。とても美しい」と話していました。
また東京から家族で訪れた30代の男性は「高いクオリティで再現されていて、フランスに来たような気分になった」と話していました。
この展示会は来年1月5日まで行われています。