県中部の天神川で堤防に異常ないか点検パトロール

梅雨や台風のシーズンを前に、県中部を流れる天神川で、堤防に異常がないかを点検するパトロールが始まりました。

このパトロールは、毎年この時期に全国各地の河川で一斉に行われていて、県中部を流れる天神川は18日から2日間、倉吉河川国道事務所が受け持ちます。
18日、河川事務所の職員やボランティアなどおよそ20人が5つのチームに分かれ、このうち天神川の湯梨浜町を流れる区間では、これまでの点検で堤防の亀裂などが見つかった場所を中心に見て回りました。
そして専用の棒を使って亀裂の大きさを測ったり、写真を撮ったりして、危険性がないか確認していました。
去年8月の台風7号では、倉吉河川国道事務所が管理する河川で堤防が決壊するといった大きな被害はなかったものの、天神川の支流の三徳川では一時「氾濫危険水位」を上回り、厳重な警戒が呼びかけられました。
河川事務所では、4つの川であわせて83キロの長さの堤防を点検する予定です。
倉吉河川国道事務所河川管理課の松尾至哲課長は「安全かどうかをしっかり確認した上で、異常か所が見つかった場合は、出水期までに補修を進めていきたい」と話していました。