鳥取市 JR鳥取駅周辺再整備の基本計画案を公表

鳥取市は、鳥取駅周辺の再整備に向け、駅北側に歩行者専用のデッキを設けて、向かいのデパートと結び、駅からまちなかににぎわいが波及するよう整備を進めていくとした基本計画の案を示しました。

鳥取市は、JR鳥取駅周辺の再整備に向け、今後の整備の方向性をまとめた基本計画の案を公表し、整備後の駅周辺のイメージ図を明らかにしました。
それによりますと、駅と直結するバスターミナルを東側の高架下に設け、スムーズな乗り換えができるようにすることで、公共交通機関の利便性を高めるとしています。
また、現在のバス乗り場近くにあるケヤキ広場周辺を整備し直し、キッチンカーやフリーマーケットなどが出店できる広場をつくるほか、広場と向かいの丸由百貨店を結ぶ歩行者専用の「デッキ」を設けて、駅からまちなかににぎわいが波及するよう整備を進めていくとしています。
このほか、周辺に整備する複合施設にはスーパーなどの施設に加え、ホテルやマンションの誘致を目指すとしていて、鳥取市は4月22日から3週間、パブリックコメントを募集したあと、ことし6月ごろに計画を策定することにしています。
鳥取市の深澤市長は「連携協定を締結するなどして県やJRなどの関係機関と一緒になって再整備に取り組んでいくとともに、市民に対しても分かりやすい情報発信を心がけていきたい」と述べています。