金融機関が企業を支援するためのノウハウ学ぶ勉強会 鳥取

地元企業を金融機関が支援するためのノウハウを学んでもらおうという勉強会が、鳥取市で開かれました。

この勉強会は、製造業・サービス業・医療の3つの業種の地元企業を支援するために役立ててもらおうと、鳥取財務事務所が開き、銀行や政府系金融機関の中堅と若手の行員などおよそ40人が参加しました。
まず金融庁地域金融企画室の渡辺茂紀室長補佐が、決算書などの財務上の数値から、会社の将来を含めた事業の方向性を把握し、経営者の悩みをくみ取るための会話を心がけることが大切だなどと、支援する際のポイントを紹介しました。
その上で「例えば材料費が上がっていれば“熟練工がやめて製造ミスが増えたのかもしれない”と『名探偵コナン』のように数字の向こう側を推理して、支援することが大切になる」と話していました。
鳥取財務事務所の森田哲次所長は「勉強会で得たノウハウを、事業者とのコミュニケーションに役立ててもらうことで、地域経済が盛り上がるよう金融機関とともに取り組みたい」と話していました。