倉吉北高校に県内初の女子硬式野球部誕生

女子の硬式野球部が、鳥取県内の高校で初めて倉吉市の倉吉北高校にこの春、誕生し、入部した2人の1年生が練習に励んでいます。

倉吉北高校の女子硬式野球部に入部したのは、いずれも鳥取市出身で、中学校まで軟式野球チームに入っていた田中りなさんと、同じチームで練習していた谷口実花さんの1年生2人です。
女子硬式野球部ができるのは県内で初めてで、2人は4月11日から練習に励み、15日、室内の練習場でキャッチボールをした後、監督からノックを受けていました。
高校によりますと、部員が2人では単独で大会に出場することができないため、今後は他県の女子硬式野球部の練習に参加したり、新たな部員の確保に向けて勧誘を行ったりして、来年中に倉吉北高校単独で試合に出場することを目指すということです。
田中さんは「女子硬式野球部ができると知りこの高校に入った。部員が2人しかいないので限られた練習しかできないが、基礎から学んで野球に詳しくなりたい」と話していました。
また谷口さんは「マネージャーになろうと思っていたが、野球を続けたいと思って入った。目標は甲子園に行くことだが、まずは部員を勧誘して試合がしたい」と話していました。
川西功徳監督は「チームの結成時に2人から、明るく楽しく、上下関係がない野球部にしたいと言われた。将来、皆さんから応援されるようなチームを目指していきたい」と話していました。