大山町のキャンプ場がリニューアルオープン

環境省と大手アウトドア用品メーカーが改修を進めていた、大山町のキャンプ場がリニューアルオープンし、記念の式典が14日に現地で行われました。

夏山登山道の入り口近くにある大山町のキャンプ場は「モンベル大山キャンプサイト」と名付けられ、14日、関係者がテープにはさみを入れてリニューアルオープンを祝いました。
大山隠岐国立公園の中にあるキャンプ場は、環境省が4年前の2020年からおよそ6億9000万円余りをかけて改修を進めていました。
改修費用を環境省が負担する一方、設計や工事、それに運営などを民間に委託するDBOと呼ばれる方式を、環境省として初めて採用したということです。
キャンプ場の敷地面積はこれまでと同じおよそ5.5ヘクタールあり、敷地内にはテントを張るスペースが63区画設けられています。
63区画のうち、雨の日でもぬかるみを気にせず利用できる板を敷いたデッキサイトが25区画あるほか、キャンプの初心者が利用しやすいように、テントを常設している区画が4つあるということです。
環境省中国四国地方環境事務所の木住野泰明課長は「運営の品質管理という面で、モンベルがこれまで築いた知見を公共施設でも活用できるところが大きなメリットだ。この時期は朝夕の野鳥の声がすばらしいので、利用者にはそうした体験をしてほしい」と話していました。