鳥取大の学生が開発 梨の葉を使ったスイーツの試食会

大学生が開発した梨の葉を使ったオリジナルのスイーツを無料で味わうことができる試食会が鳥取市で開かれました。

鳥取大学の学生およそ30人で作る農業サークルは、耕作放棄された梨の木を有効活用しようと梨の葉を使ったスイーツを開発しました。
鳥取大学に設けられた会場には、生地に梨の葉の粉末が練り込まれたシュークリームやドーナツ、それにどら焼きなど13種類が無料で提供され、訪れた学生や家族連れなどおよそ200人が食べ比べをしていました。
主催したサークルによりますと梨の実を育てるのは人手や手間の面から難しいものの、抗酸化作用のあるポリフェノールを多く含んで独特の苦みがある葉に注目し、スイーツに仕立てることで梨の木の有効活用を図ったということです。
試食した鳥取大学の1年生は「どれもおいしかったですが、特にチュロスが梨の葉独自の風味がしておいしかったです」と話していました。
主催した農業サークルの代表で農学部2年の福谷悠真さんは「子どもたちにもおいしく味わってもらえるよう調理方法を工夫しました。試食会で出た意見を基に今後も商品開発を進めたい」と話しています。