江府町の住宅団地に移住定住拠点の交流ゾーン完成

移住や定住につなげようと、江府町の住宅団地のエリアにカフェやコンビニなどを集めた交流ゾーンが完成し、12日に式典が開かれました。

「パレット奥大山」と名付けられた交流ゾーンでは、オープニングの式典が行われ、町の関係者らがテープにハサミをいれて完成を祝いました。
国道181号線に面した交流ゾーンは、米子自動車道の江府インターチェンジから1キロほど離れた場所にあり、フランス料理を提供するカフェやコンビニエンスストア、それに町内各地に向かう移動販売車の拠点などが集まっています。
町は、移住や定住につなげようと、12戸ある住宅団地を含む5700平方メートルの敷地を6億7000万円かけて一体的に整備してきました。
4月下旬に営業を始めるカフェでは、特別に飲み物などが提供され、式典の参加者らがひと足早くコーヒーを飲みながら会話を楽しんでいました。
愛知県から住宅団地に移住した30代の男性は「江府町は自然が魅力です。店ができて生活が便利になり、子どもや若い人、いろいろな人が集まって交流できる場になってほしい」と話していました。
江府町の中尾達治担当参事は「人が集まることで、江府町や周辺がにぎわってほしい。鳥取県や周辺地域のにぎわいの新しいモデルにしたい」と話していました。