インド企業が米子の事業所で訪問介護のノウハウ学ぶ

日本の訪問介護のノウハウを学ぼうと、インドの企業の関係者が、米子市の事業所を訪れ、インドでの事業化を目指して意見を交わしました。

米子市を訪れているのは、インドの首都ニューデリーにある企業コンサルタント会社の担当者などです。
10日、米子市の訪問介護の事業所で、インドにいるCEOもオンラインで参加して、意見を交わしました。
このなかで米子市の事業所の代表は、看護師資格を持つ職員らが、顧客の医療機関の受診などをサポートしていることを説明しました。
インドでは、高齢者の介護をこれまでは家族が担ってきましたが、この企業では今後、生活支援を求める高齢者が増えると見込んで、訪問介護の事業化を計画しているということです。
米子市の事業所とインド企業は、今後アドバイザー契約を結ぶことにしています。
インド企業のCEO ソラブ・スリヴァスタヴァさんは「インドでも子どもが独立して家に残される高齢者が増えている。病院の受診や買い物に苦労する高齢者のために、インドでサービスを広げたい」と話していました。
意見交換した米子市の訪問介護事業所の神戸貴子代表は「インドもいずれ高齢化社会を迎えるなか、早めに手を打ちたいという企業の姿勢に共感を感じる」と話していました。