競泳 米子出身 武良竜也選手が現役引退 “満足している”

競泳 米子出身 武良竜也選手が現役引退 “満足している”

競泳で東京オリンピックに出場した米子市出身の武良竜也選手が、現役を引退することを表明し「最高のパフォーマンスをできた水泳人生で満足している」と心境を語りました。

武良選手は米子市出身の27歳。
3年前の東京オリンピックに出場し、男子200メートル平泳ぎで7位に入賞したほか、男子400メートルメドレーリレーでも6位に入賞しました。
また、おととしは日本選手権の100メートル平泳ぎで初優勝を果たし、世界選手権では200メートル平泳ぎで4位と好成績を残しました。
しかし、去年は右肩のケガに苦しみ世界選手権の代表を逃し、足のキックに重点を置いた泳ぎに変えて、3月にパリオリンピックの代表選考を行う大会に出場しましたが、100メートル平泳ぎは6位、200メートル平泳ぎは予選で敗退し、2大会連続のオリンピック出場を逃しました。
10日に現役引退を発表した武良選手はNHKのインタビューに応じ「夢の舞台だった東京オリンピックを経験することができた。自分ができる最高のパフォーマンスをできた水泳人生だったので、満足している」と競技生活を振り返りました。
そして今後について「水泳を誰かに教えたい。苦しいときにいつも支えてくれた鳥取の人たちにすごく感謝しているので、この先、自分に何か手伝えることがあればやりたい」と話していました。