統合小学校名めぐり二転三転 倉吉「打吹小学校」正式に披露

統合する小学校の校名をめぐって二転三転し、去年、ようやく校名が決まった倉吉市の「打吹小学校」で10日、正式に校名が披露されました。

倉吉市内の2つの小学校が統合して、去年4月に開校した小学校の校名をめぐっては、どの校名にするかが議会・住民・教育委員会で二転三転し、開校までに正式な名前が決まらない事態となっていました。
これを受け、市の教育委員会は去年、保護者などに対してアンケートを行い、その中で最も多かった「打吹」を校名とすることを決め4月1日から正式に校名が変更されました。
10日に小学校の体育館で校名披露式が行われました。
このなかで山名毅校長は「長い時間、尽きることのない議論があったかもしれませんが、全てはこの学校の子どもたちのためにという温かい気持ちからであると感じていました。打吹の名に恥じることのない教育活動を実現するために努力を続けたい」と挨拶しました。
この小学校は今後、近くにある明倫小学校も統合する予定ですが、引き続き校名は「打吹」となる予定です。
倉吉市の広田市長は式の後、記者団に「長期間にわたって皆さんにご苦労、ご心配おかけしたことを本当にお詫びしないといけないと思っています。今回の経験も生かしながら、あらゆる面でみなさんに納得、理解いただける行政を進めたい」と話していました。