倉吉 子どもの健やかな成長を願い絵馬を川に「流しびな」

子どもたちの健やかな成長を願って折り紙などで作ったひな人形を貼った絵馬を川に流す「流しびな」が倉吉市で行われました。

「流しびな」は子どもたちを災いから守り健やかな成長を願おうと、親が子どもの分身となるひな人形に託して川に流す風習です。
7日は、地元の保育園と幼稚園の園児およそ80人や小学生などが、倉吉市の中心部にある「白壁土蔵群」を流れる川に、折り紙や和紙で作ったひな人形を貼った絵馬を流しました。
絵馬の裏には「勉強ができるようになりたい」とか、「みんなが元気に過ごせますように」といった願いごとが書かれていて、ゆっくりと流れていく絵馬を見守っていました。
絵馬を流した5歳の幼稚園の園児は「縄跳びを頑張りたい。練習して上手になりたいです」と話していました。
また小学2年生の女子児童は「お医者さんになりたいと書きました。算数の勉強を頑張りたい」と話していました。
川に流れた絵馬は主催した団体によって回収され、近くの神社に奉納されたということです。