倉吉 関金地区に新たなスーパーがオープン

去年9月、地区唯一のスーパーが閉店した倉吉市の関金地区で地元の住民団体から委託を受けた岡山県の企業が運営する新たなスーパーが31日にオープンしました。

人口およそ3000人の倉吉市の関金地区は、去年9月、JA鳥取中央が運営していた地区唯一のスーパーが閉店し、車を持たない高齢者を中心とした住民の買い物環境の確保が課題となっていました。
こうした中、地元住民で作る振興協議会から委託を受けた岡山県真庭市のスーパー運営会社が運営する新たなスーパーが、倉吉市の支所などが入る施設に31日、オープンしました。
午前10時にスーパーが開店すると訪れた人たちは次々と店内に入り、食料品や飲料などを買い求めていました。
市ではスーパーが設けられた施設の1階ロビー部分を協議会に無償で貸し出しているほか、県とも協力して冷蔵庫など設備の導入費用の一部を補助しています。
関金地区に住む82歳の女性は「商品がいっぱいあり、買い物をしたかいがありました。近くにまたスーパーができてありがたいです」と話していました。
また、「関金地区振興協議会」の牧田皓司 会長は「念願のスーパーが開店しほっとしている。地域の皆さんがたくさん集まり、交流が生まれるいい場所になったと思っているので、これからも大事にしていきたい」と話していました。