森山彩乃さん書道展 障害があり独自の書き方で制作 境港市

体に障害があり、独自の書き方で書道作品を制作している森山彩乃さんの作品展が、境港市で開かれています。

境港市に住む二十歳の森山彩乃さんは、脊椎の病気のため両足が不自由で、両手も細かい動きができず握力が弱いという障害がありますが、8歳のころに母の由美さんから書道を教わり、ベッドにうつ伏せの状態で、床に置いた紙に字を書いて作品づくりをしています。
境港市民図書館で開かれている作品展には、森山さんが県立皆生養護学校時代に制作した作品16点が展示されています。
このうち中学1年生のときに書いた「天空」は、大きく太い字で力強く書かれていて、コンクールで受賞した作品です。
また「一歩」は、親子で一歩一歩進んでいこうという思いが込められています。
森山さんは「今まで母と一緒にがんばってきたので、たくさんの人に見てもらいたい」と話していました。
作品展は30日まで開かれています。