スキー場の営業終了 雪不足で利用客数が大幅減少

鳥取県内のスキー場は3月24日までに今シーズンの営業を終了し、このうち大山町のスキー場では、雪不足の影響で過去50年間で2番目に少ないおよそ7万6600人の利用客数となりました。

大山町にある鳥取県内最大のスキー場「だいせんホワイトリゾート」は、今シーズンの営業を始めた去年12月22日からおよそ1か月間、雪不足の影響で9つあるコースのうち1つでしか営業できず、その後は雪が積もり営業できるコースが増えたものの、2月下旬には再び雪不足などで5日間営業を休止しました。
スキー場によりますと、3月20日に営業を終えるまで利用客は、およそ7万6600人で、前のシーズンと比べて35%減少し、過去50年間で2番目に少なくなりました。
「だいせんホワイトリゾート」の尾関雅大営業課長は「利用できるコースが少ない期間が長く、スキーに出かけようと考える人が少なかったのではないか。コロナ禍の影響よりも大きかった」と話しています。
また3月24日に営業を終了した若桜町の「わかさ氷ノ山スキー場」では、雪不足で営業を休止していた期間が10日間ほどに上ったことなどから、今シーズンの利用客はおよそ2万1600人と前のシーズンより40%減りました。
このほか、伯耆町の「大山ますみず高原スノーパーク」では今シーズンは27日間のみの営業となり、利用客はおよそ4000人と前のシーズンの4分の1にまで落ち込むなど、雪不足の影響で鳥取県内の多くのスキー場で利用者が減少しました。