米子医療センター附属看護学校閉校へ 生徒の確保困難

看護師を養成する米子医療センター附属看護学校が、入学者が減少し、今後も生徒の確保は困難だとして、令和8年度末で閉校することがわかりました。

米子市の米子医療センター附属看護学校は、昭和29年に開校した3年制の専門学校です。
学校によりますと、1学年の定員は40人ですが、県内で少子化が進んだうえ、看護師を目指す高校生が、看護学を学べる大学に進学する傾向も強まり、現在の1学年の生徒は30人程度と、定員を下回る状況が続いているということです。
こうしたことから学校では、今後も生徒の確保は困難だとして4月の入学者を最後に募集を停止し、令和8年度末で閉校することを決めました。
米子医療センター附属看護学校では「最後の入学生が卒業するまで責任を持ち、教職員一同、全力で指導してまいります」とコメントしています。
鳥取県医療政策課は「看護学校は、県内の医療機関に就職する看護師を養成する役割を果たしてきた。閉校によって養成する看護師が減少することになるので、影響を注視し対応策を検討したい」と話しています。