鳥取 青谷上寺地遺跡の展示施設「YAYOINE」オープン 

鳥取市にある弥生時代の集落跡で国の史跡に指定されている青谷上寺地(あおや かみじち)遺跡の展示施設、「YAYOINE(やよいーね)」が24日オープンし、復元された弥生時代の少年の顔を見ようと多くの人が訪れています。

鳥取市の青谷上寺地遺跡は国の史跡に指定されている弥生時代の大規模な集落跡で、鳥取県が出土品を展示する施設を含め、「青谷かみじち史跡公園」として整備を進めてきました。
24日はおよそ120人が参加して式典が開かれ、おととし開かれた弥生人の顔に似ている人を選ぶそっくりさんコンテストで入賞した9人が登場し、施設の愛称について公募で選ばれた「YAYOINE」に決まったと発表しました。
このあと一般公開が始まり、訪れた人たちは遺跡から出土した頭蓋骨などをもとに復元された弥生時代の少年の顔などを熱心に見ていました。
施設では、このほかこれまで文化財保護のため展示できなかったおよそ1300点の重要文化財の木製品などが入れ替えられながら展示されることになっています。
見学に訪れた小学生は「頭蓋骨からこのように顔が復元されてすごいと思った」と話していました。