米子城跡「三の丸番所」完成 休憩スペースや城の歴史学ぶ設備

米子市にある国の史跡・米子城跡に休憩スペースやトイレ、それに城の歴史などを学ぶことができる設備を備えた新しい施設が完成しました。

新たに米子城の三の丸跡に完成したのは木造平屋建ての施設で「三の丸番所」と名付けられました。
「三の丸番所」は、床面積がおよそ170平方メートルで、観光客が休憩することができるスペースとトイレが整備されています。
また城の歴史や、敵から攻められたときに備えた防御の仕組み、それに四季の風景などを紹介するモニターやパネルも併設されています。
22日に開かれた記念の式典で、米子市の伊木隆司市長は「ガイダンス施設が入ったこの場所が多くの人に愛されるよう努力したい」とあいさつしました。
米子市では三の丸跡を史跡公園として整備する事業を進めていますが、このエリアには、城の案内施設がなく、トイレも不足していため「三の丸番所」の完成によって、観光客の利便性が高まることが期待されています。