鳥取市の百貨店で伝統工芸品の展示即売会

鳥取県内の伝統工芸品を一堂に集めた展示即売会が20日から鳥取市の百貨店で開かれています。

この展示即売会は県内の伝統工芸品の魅力を多くの人に知ってもらおうと、伝統工芸士でつくる団体が毎年開いています。
会場の鳥取市の百貨店には、▽「鳥取民芸」の代表的な窯元、「牛ノ戸焼」の食器や、▽若桜町で作られている「因州若桜焼」の土の鈴、それに、▽鳥取県西部に伝わる木綿の織物、「弓浜絣」の小物などが並べられ、訪れた人は店の人とことばを交わしながら作品を手に取って品定めをしていました。
また植物の「とう」を花びらのような形に編んでかごなどを作る「松江藩籐細工」の伝統工芸士が制作過程を実演し、訪れた人が足を止めて見入っていました。
主催した鳥取県伝統工芸士会の小林孝男 会長は「みんなが丹精込めて作ったものなので、店の人と交わした会話を思い出しながら買い求めた品を大切に使ってほしい」と話していました。
この展示即売会は今月(3月)25日まで鳥取市の丸由百貨店で開かれています。