県立高校一般入試「理科」の問題に誤り 全員正解に

5日に行われた県立高校の一般入試で「理科」の問題に誤りがあったことが分かりました。
県教育委員会は、この問題について、受験した全員を正解とし、合否への影響はないとしています。

出題ミスがあったのは、5日に行われた県立高校の一般入試のうち「理科」の問題で、両生類の特徴について当てはまる選択肢をすべて選ぶというものです。
この問題のなかで、当初、両生類の特徴に当てはまらず誤りとしていた選択肢について、試験終了後、県立高校の関係者から「この特徴を持つ生物もいて、解答が限定できない」と指摘を受けたということです。
その後、県教育委員会で検討した結果、出題に誤りがあったことが確認され、この問題について、受験した全日制と定時制あわせて2576人全員を正解とすることを決めました。
今後、発表される合否に影響はないとしています。
県教育委員会高等学校課の井上祐一郎課長は「受験者が戸惑ってしまう出題となってしまい、大変申し訳なく思っている。以後、このようなことがないように、さまざまな角度から検討して問題作成にあたっていきたい」と話していました。
県立高校の一般入試は、6日で2日間の日程が終了し、合格発表は3月14日にそれぞれの高校で行われます。