米子の認定こども園 副園長が虐待やパワハラ 県が改善指導

米子市の認定こども園で2月、副園長が子どもを威嚇するような発言をしたり、職員の前でICレコーダーを投げつけて壊したりといった虐待やパワーハラスメントがあったとして、県は再発防止策を講じるなど改善するよう指導しました。

鳥取県から指導を受けたのは、米子市の認定こども園「米子ナーサリー・スクール」です。
鳥取県によりますと2月、こども園の副園長を務めていた男性職員が、大声で子どもたちに対して「自分は怖くない」と話しかけたり、保護者の名前を挙げて「子どもは誰だ」と威嚇するように発言したりしました。
また去年9月、保護者との間で副園長が園内に立ち入らないという約束を交わしたにも関わらず、その後も複数回にわたって出入りし、2月には職員の前でICレコーダーを机や床に投げつけて壊したということです。
鳥取県は2月13日に特別指導監査を行い、これらの行為は子どもに対する心理的な虐待や、職員に対するパワーハラスメントに該当するとして、5日付けで再発防止策を講じるなど改善するよう文書で指導しました。
副園長は3月1日に解任され、退職手続きを進めているということです。