保育士体験の高校生が「保育士不足の解消」テーマに発表 鳥取

鳥取市の認定こども園で保育士の仕事を体験した高校生が、「保育士不足の解消」をテーマに学んだ成果を発表し、仕事の魅力を広く知ってもらうことが必要だと訴えました。

発表したのは八頭高校の2年生の生徒15人です。
27日は、鳥取市の認定こども園で「保育士不足の解消」などをテーマに学んだ成果を園の職員に向けて説明しました。
生徒たちは、去年9月と11月の2回にわたってこの認定こども園で園児との交流や催し物の準備など、保育士の仕事の一部を体験してきたということです。
発表で生徒たちは、「保育士不足の要因は残業の多さや賃金の低さにあると考えていたが、保育士の働き方に触れたことで、仕事の魅力を広く知ってもらうことが必要だと感じた」と訴えました。
そのうえで、仕事の内容をSNSで積極的に発信したり、ボランティアを活用して職場環境を見てもらったりするアイデアを説明していました。
発表した女子生徒は、「保育士の仕事は想像がつかない部分もあったが実際の仕事を見て学びが深まり、もっと保育士になりたくなった」と話していました。
「わかば台こども園」の浦林幸子園長は、「現場での体験を通して、保育の魅力ややりがいを受け取ってもらえてうれしかった。生徒たちの体験が発表に生かされていて、勉強になった」と話していました。