未納料金や年金の払い戻しと電話 県内で特殊詐欺被害相次ぐ

未納料金や年金の払い戻しと電話 県内で特殊詐欺被害相次ぐ

今月、鳥取県内でサイトの未納料金や年金の払い戻しがあるといううその電話を信じて、お金をだましとられる被害が相次いで確認されました。
警察は「面識のない人とのやりとりでお金の話が出たら注意し、何かおかしいと感じたらすぐ警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。

県警察本部によりますと、2月1日、鳥取市の40代の女性のスマートフォンに「サイトの未納料金があり、支払わなければ民事裁判になる」とNTTファイナンスの担当者を名乗る男から電話がありました。
その後も、日本個人データ保護協会や日本ネットワークセキュリティ協会を名乗る男らから電話があり、それぞれの指示に従い、3回にわたって指定された口座に振り込み、あわせておよそ232万円をだましとられました。
2月22日には、八頭町の60代の女性の自宅に「年金の払い戻しがある」などと年金機構の職員を名乗る男から電話があり、その後、女性は金融機関の職員を名乗る男の指示に従ってATMを操作し、およそ99万円をだましとられました。
このほか、去年11月から12月にかけて県西部の50代の男性が、SNSの広告を通じて知り合った女性から金への投資をもちかけられ、登録した投資サイトのサポートセンターを名乗るLINEのアカウントからの指示に従って34万円を指定の口座に振り込み、だましとられる被害も確認されました。
いずれも、警察は特殊詐欺事件として捜査していて「面識のない人とのやりとりでお金の話が出たら注意し、少しでも何かおかしいと感じたら警察に相談することをためらわずにすぐ連絡してほしい」と注意を呼びかけています。