県内の外国人労働者 過去最多に 人手不足背景に

鳥取県内で働く外国人労働者は、去年(令和5年)10月末時点で、3500人あまりと統計をとりはじめてから最も多くなりました。
鳥取労働局は新型コロナによる入国規制が撤廃されたことに加え県内でも人手不足を続いていることが背景にあると分析しています。

鳥取労働局のまとめによりますと、去年10月末時点で県内で働く外国人労働者は前年の同時期と比べて454人、率にして14.8%増加し、3526人となり統計をとりはじめた平成19年以降で最も多くなりました。
国籍別にみると、▼ベトナムが最も多く1313人次いで、▼フィリピンが451人、▼中国が405人となっています。
また▼ミャンマーは前の年の1.7倍の256人と大幅に増えました。
外国人労働者を雇用している事業所の数は719か所に上り、前の年より36か所、率にして5.3%増えこちらも過去最多となりました。
外国人労働者を雇っている事業所を産業別にみると、最も多いのが、▼食料品や繊維工業などの製造業で193か所、次いで、▼卸売り業、小売業で96か所、▼宿泊業、飲食サービス業が90か所となっています。
鳥取労働局は「新型コロナによる入国規制が撤廃されグローバル化や県内の事業所における人手不足のために、外国人の労働者が増加した」と分析しています。