「COP28」派遣の学生が高校・大学生向けの報告会 鳥取

去年、UAE=アラブ首長国連邦のドバイで開かれた国連の気候変動対策の会議「COP28」に派遣された学生が、鳥取市で高校生や大学生向けの報告会を開きました。

去年11月から12月にかけて開かれた国連の気候変動対策の会議「COP28」では「2050年までに、温室効果ガスの排出を実質ゼロにするため、化石燃料からの脱却を進める」などとする合意文書を採択しました。
16日「COP28」に派遣された公立鳥取環境大学と米子工業高等専門学校の学生3人が活動報告会を開き、県内の大学生や高校生およそ50人が参加しました。
このなかで、リーダーとして参加した公立鳥取環境大学4年生の横山椋大さんは「各国からの参加者との交流を通じて、国によって気候変動の影響や捉え方が異なることを理解し、合意形成を生むことがいかに難しいかを感じた」として、採択された合意文書の実現には、各国どうしの協力が欠かせないと話していました。
また米子工業高等専門学校の小島翼さんは「派遣を通して、全体のゴールを見据えて研究する必要があると感じました。2050年に大きく関わる世代として、自分にできることを模索していきたい」と話していました。