劇団「鳥の劇場」三島由紀夫の作品上演に向けリハーサル

鳥取市を拠点に活動する劇団「鳥の劇場」が、作家・三島由紀夫の作品を9日から上演します。
8日は、報道関係者にリハーサルが公開されました。

鳥取市鹿野町を拠点に活動している劇団「鳥の劇場」は9日から2つの新しい演劇を上演します。
8日は「ゲネプロ」と呼ばれる、本番を前にした通しのリハーサルが報道関係者に公開されました。
上演されるのは戦後日本を代表する作家・三島由紀夫が昭和27年(1952年)に発表した「卒塔婆小町」と、昭和35年(1960年)に発表した「弱法師」です。
このうち「卒塔婆小町」は、大都市の公園で出会った99歳の老婆と売れない詩人が、生や死について議論をかわす様子が描かれていて「どう生きるか」を考えさせる物語になっています。
演出を担当した中島諒人さんは「きらびやかな風景にも注目してもらい、三島由紀夫の世界を多くの皆さんに楽しんでほしい」と話していました。
公演は鳥取市鹿野町総合支所で2月25日まで一部の日を除いて行われ、期間中の土・日・祝日は鳥取駅などから、無料で予約制の直通バスを運行しているということです。