境港と韓国を結ぶ定期貨客船 5年ぶりに就航の見通し

境港市と韓国を結ぶ定期貨客船がことし7月、およそ5年ぶりに就航する見通しになりました。

境港市と韓国北東部のトンへを結ぶ定期貨客船は、2009年から10年あまり運航されましたが、日韓関係の悪化で利用者が激減した影響で2019年11月末で運休し、その後、航路は廃止されました。
県によりますと、韓国の新たな運航会社が当時使用していた船を使って境港市とトンヘを結ぶ定期貨客船の免許を韓国の海洋水産部に申請し、先月(1月)末付けで免許を取得したということです。
これについて、5日県の担当者が平井知事にいきさつを報告しました。
定期貨客船は週1便運航され、土曜日の朝、境港に入港し、日曜日の夕方、韓国に向けて出港します。
4年前に開業した「境夢みなとターミナル」が利用される予定で、ことし5月から試験運航を始め、7月に正式に就航する見通しになっているということです。
平井知事は「韓国からが貨客船で自転車を持ち込み、大山周辺でサイクリングを楽しむなど、新たな観光のあり方を提案していきたい」と話しています。