新しい体育館「米子アリーナ」県内最大規模に

鳥取県と米子市が、3年後のオープンを予定する新しい体育館「米子アリーナ」について市は、県内最大規模の体育館となる見通しを明らかにしました。

「米子アリーナ」は、県立米子産業体育館と米子市民体育館、それに米子市営武道館を統廃合して整備する新たな体育館で、東山公園にある老朽化した市民体育館を解体した跡地に整備します。
県と市は事業者を公募した結果、地元企業など11社でつくるグループが優先交渉権者に決まり、その提案を公表しました。
それによりますと「米子アリーナ」は鉄骨2階建てで、延べ床面積は1万3380平方メートルと県内最大の体育館となります。
正面はガラス張りで、1階はバスケットボールコートが3面とれるメインアリーナと、サブアリーナが入ります。
2階には観客席を設け、1階を含めると4000人以上を収容できます。
また施設の床面の高さを、周辺の浸水想定より高くすることで避難所などにも使えるようにします。
建設は来年4月に始まり、3年後の令和9年3月に供用を始める予定です。
総工費は、当初64億円と見込んでいましたが、規模の拡大や資材高騰などの影響で78億6000万円に膨らむ見通しだとしています。
米子市の伊木隆司市長は「アリーナ席は県内最大で、スポーツだけでなく文化イベントなどに十分使っていただける。オープンを楽しみにしてほしい」と話していました。

(※3施設の外観=21年2・8。
市民体育館は新撮)。