災害派遣福祉チーム「DWAT」金沢での支援活動を知事に報告

能登半島地震で金沢市の避難所に避難している高齢者や障害者など配慮が必要な被災者の支援にあたった、災害派遣福祉チーム「DWAT」のメンバーが、現地での活動を知事に報告しました。

報告したのは、災害派遣福祉チーム「DWAT」として1月26日までの6日間、被災者を一時的に受け入れる「1.5次避難所」となっている金沢市のスポーツセンターで活動した社会福祉士や看護師など5人です。
社会福祉士の高垣智恵子さんらのメンバーは、避難している人たちが生活するテントを1張りずつ訪ねて、体調をはじめ生活や所得状況などを聞き取ったということです。
そのうえでホテルや旅館といった「2次避難所」への移動や、福祉施設への入所など、次の避難先につなげる支援を行ったことを報告しました。
また福祉施設に入る場合、必要な費用が被災者の負担になっていたと説明し「入居費を一定期間無料にしたり減額したりして、高齢者が年金の範囲内で入居できるようにする支援が必要だ」と訴えました。
高垣さんは「避難所に来て少しでも安心してほしいとの思いで活動していた。避難先で会った人たちのことが頭から離れないが、次の人たちが支援につなげてくれていると信じている」と話していました。
鳥取県では当面2月19日まで「DWAT」の派遣を続け、のべ23人が現地で活動する予定だということです。