養護学校生徒がeスポーツを体験 米子

米子市の養護学校で、生徒どうしの交流を深めてもらおうと、eスポーツを体験する授業が29日に行われました。

この授業は、新型コロナの影響で校外学習などの機会が減った生徒たちに、eスポーツを通じて交流を深めてもらおうと、米子市の鳥取県立皆生養護学校が行いました。
授業には、高等部の1年生から3年生の15人が参加し、視線を動かすことで画面に色を塗っていき、どれだけ多くの面積を塗ることができたのかを競うゲームを体験しました。
生徒たちは、色の付いていない場所へ視線を動かして色を付けていき、勝敗が決まると、見守っていた生徒や教職員から拍手が送られました。
生徒は「初めてやってみたけど楽しかった。視線を動かすのはちょっと疲れました」と話していました。
県立皆生養護学校の山田知子校長は「ふだんの学習では見ることができない、子どもたちの興奮したり、勝負を楽しんだりする姿を見ることができた。eスポーツは障害のあるなしに関わらず楽しめるので、学校の外の公民館などでも同じスポーツを楽しめたら」と話していました。