災害派遣福祉チーム「DWAT」金沢市に派遣

能登半島地震の避難所で、配慮が必要な高齢者や障害者などを支援しようと、福祉の現場で働く人でつくる災害派遣福祉チーム「DWAT」が鳥取県から石川県金沢市に派遣されました。

「DWAT」は、避難所などで福祉的な視点から高齢者や障害者などの支援にあたるチームで、21日に、県内の町役場や福祉施設で働く社会福祉士や准看護師など5人が、県庁から金沢市へ向けて出発しました。
5人は1月26日まで、被災した人の一時的な受け入れ先として金沢市のスポーツ施設などに開設された「1.5次避難所」で活動する予定です。
避難所での生活が長期化するなか、高齢者や障害者の中には、体調の悪化や身体機能の低下が懸念される人も多く、日常生活の支援や避難所の環境整備などにあたるということです。
県によりますと、2017年に鳥取県で「DWAT」が発足して以降、被災地に派遣されるのは今回が初めてで、2月3日まで、今回とあわせて11人の派遣が決まっているということです。
チームのリーダーを務める智頭町福祉課の高垣智恵子参事は「被災した人が抱えているストレスは本当に大きく、私たちの想像できないところもあると思う。出会った一人一人に寄り添いながら支援していきたい」と話していました。