県の災害派遣医療チーム「DMAT」知事に現地での活動を報告

能登半島地震の被災地に派遣された鳥取県の災害派遣医療チーム「DMAT」のメンバーが、平井知事に現地での活動を報告しました。

鳥取県からはこれまでに、鳥取市の県立中央病院と米子市の鳥取大学医学部附属病院から、医師や看護師・薬剤師など20人がDMATとして参加し鳥取県に帰還しました。
19日、7人が平井知事に現地での活動を報告しました。
このうち県立中央病院の和田大和医師は、1月11日からの3日間、石川県七尾市の公立能登総合病院で活動し、医療機関のニーズを調べ、看護師を派遣するなどの調整業務にあたりましたが、それぞれの診療所での人材不足が深刻だったと報告しました。
これに対し平井知事は「皆さんの力で現場も少しずつ整理されつつある。医療支援に継続して取り組み、現地の期待に応えていきたい」と話しました。
和田医師は「今回の派遣で治療活動に当たることはなかったが、災害現場での調整業務の大切さを実感した。経験したことを病院内で伝え、教訓として生かしたい」と話していました。