鳥取県 災害派遣福祉チーム「DWAT」1月21日から派遣

鳥取県は、能登半島地震の被災地を支援するための会議を開き、福祉の現場で働く人たちでつくる災害派遣福祉チーム「DWAT」を1月21日から派遣すると発表しました。

会議には平井知事や県の幹部をはじめ、鳥取県が包括的に支援している石川県志賀町の稲岡健太郎町長がリモートで出席しました。
稲岡町長は「発災直後から鳥取県の支援をいただきとてもありがたい。今回を縁に今後も交流させてもらいたい」と感謝を述べました。
このあと県の担当者が、県内の自治体からあわせて119人が石川県と志賀町に派遣されたことや、志賀町では、り災証明書の発行に向けて家屋調査が始まったり、1月22日から学校の授業が順次、再開したりすることなどを報告しました。
その上で高齢者など配慮が必要な人たちを支援するため、社会福祉士や介護支援専門員といった福祉現場で働く人たちでつくる災害派遣福祉チーム「DWAT」の5人を、1月21日から鳥取県として初めて派遣すると発表しました。
県によりますと、これまでに2世帯が米子市に避難しているほか、3世帯が県内への避難を検討しているということです。
平井知事は「応急対策から生活再建の段階に進みつつある。支援の内容は変わっていくが、鳥取県の過去の災害の経験を生かし、志賀町とともに復旧に取り組んでいきたい」と話しています。