非行歴ある少年の立ち直り支援 ボランティア団体総理大臣表彰

非行歴のある少年の立ち直りなどを支援する県内のボランティア団体が、安全で安心なまちづくりに貢献したとして総理大臣表彰を受け10日、平井知事に受賞を報告しました。

安全で安心なまちづくりに貢献したとして総理大臣表彰を受けたのは、県内のボランティア団体、「鳥取地区BBS会」です。
この団体は、会員が兄や姉のように相談に乗りながら、非行歴のある少年の立ち直りや再犯を防ぐ取り組みを行っています。
また生活に困っている学生に、食材や日用品を支援したり、外国人の会員も多く所属し、児童養護施設や小学校での平和教育の授業にも力を入れたりしています。
会員らが受賞を平井知事に報告し、副会長の山本美穂さんは「時代に応じた幅広い活動を子どもたちのために行いたい」と活動への思いを伝えました。
これまで平和教育などに取り組んできたロシア出身のイリーナ・チェブラコワさんは「平和について話したり、成長を近くで見守ったりという活動を通して、子どもたちを少しでも笑顔にできたらうれしい」と話していました。