高校生からの要望で県の施設に新たに自習スペース 県教委

自主学習できる場所を作ってほしいという高校生からの要望をきっかけに、県教育委員会は、県の施設に新たに自習スペースを設けるとともに、自習で利用できる公共施設を一覧にまとめ、県内の高校に配りました。

自習スペースが新たに設けられたのは、鳥取市にある「県立図書館」の研修室と、JR鳥取駅の南側にある「県民ふれあい会館」のロビーの一角です。
このうち県立図書館では、2階の小研修室、27席を年末年始などの休館日や、会議や研修で使う日を除いて、自習などに利用できるよう開放することにしていて、ホームページで利用できる日を確認できます。
さらに県教育委員会は、自習で利用できる県内の35の図書館や、公民館などの公共施設を一覧にまとめ、県内の高校に配りました。
自習スペースをめぐっては、高校生や県の幹部が参加して去年10月に開かれた「高校生議会」で、高校生から「地元の図書館で自習が禁止されていて、休日に自習できる場所がない。公共施設の空いているスペースを自習室として開放してほしい」という要望が出されていました。
県教育委員会高等学校課は「高校生の“学びたい”という声にこたえて、今回初めてリストを作成した。自習の場として活用してほしい」と話しています。