境港市「水木しげるロード」妖怪のブロンズ像にしめ縄飾り付け

新年を前に、境港市の観光地「水木しげるロード」で、地元の人たちが妖怪のブロンズ像にしめ縄を飾り付けました。

年末の恒例行事となっているしめ縄の飾り付けには、地元の商店街の人たちやボランティアなど、およそ20人が参加しました。
参加した人たちは「水木しげるロード」に並ぶ177体の妖怪のブロンズ像を1体ずつ丁寧に磨いたあと、妖怪たちの腕や足に輪っかの形をしたしめ縄を結び付けていきました。
「ゲゲゲの鬼太郎」の主人公の「鬼太郎」や、その頭に乗った「目玉のおやじ」もしめ縄で飾り付けられ、訪れた観光客は、新たな装いとなった妖怪たちと記念写真を撮って楽しんでいました。
京都から訪れた40代の女性は「飾り付けを初めて見ていい体験だった。来年は鬼太郎が悪いものを倒すような年になってほしい」と話していました。
境港市によりますと、ことし「水木しげるロード」を訪れた人は、24日までで149万人あまりで、新型コロナの影響がなかった4年前の半分ほどにとどまっています。
「水木しげるロード振興会」の柏木徹会長は「観光客にとって来年がよい年になるように願って飾り付けた。来年は新しい『水木しげる記念館』が開館するので、より多くの人に楽しんでほしい」と話していました。