砂丘研究100年記念講演 乾燥地農業研究の重要性語る 鳥取

砂丘の研究が鳥取大学などで始まってから、ことしで100年になるのを記念して、大学の研究者が、乾燥地での農業研究の重要性などについて鳥取市で講演しました。

鳥取市の会場には、鳥取大学の関係者などおよそ110人が参加し、3人の研究者が鳥取砂丘や乾燥地の研究内容について発表しました。
砂丘の研究は、鳥取大学の前身である鳥取高等農業学校が、100年前の1923年に、砂防林の研究をしたのが始まりで、その後は鳥取大学農学部が砂地での農業などの研究を進め、現在は大学の乾燥地研究センターで、世界各地の乾燥地での持続的な農業などをテーマにした研究が行われています。
講演会では、海外を中心に研究を行ってきた鳥取大学の山本太平名誉教授が「乾燥地は非常に重要な地域であり、かんがい農業で21世紀の世界の人口がまかなわれると言っても過言ではない。乾燥地を開発していくことは、我々の将来の人類生存に大事なことだ」と述べ、乾燥地での農業の研究の重要性について語りました。