離職者増加受け再就職支援の企業説明会 鳥取

県東部でスーパーが相次いで閉店したのをはじめ、事業所の閉鎖や人員整理の影響で離職者が増えていることを受けて、再就職を支援するための企業説明会が鳥取市で開かれました。

ハローワーク鳥取と鳥取市が開いた説明会には、主に企業側の都合で離職を余儀なくされて現在、仕事を探しているおよそ40人が参加しました。
会場には、県東部に展開するスーパーや飲食店の運営会社、それにタクシー会社など10社がブースを設け、参加した人たちは興味がある企業のブースで、仕事内容や待遇について説明を受けたり質問したりしていました。
ハローワーク鳥取によりますと、県東部では「事業主の都合」による離職者が、ことし10月の1か月間で187人と、去年の同じ時期の11倍に増えています。
これは、JA系スーパー「トスク」の7店舗が9月末に一斉に閉店したほか、製造業や運送業でも事業所の閉鎖や人員整理があったことが影響しているということです。
製造業の会社を退職した55歳の男性は「タクシー運転手になりたいと考えているので、雇用条件や勤務時間を聞けて参考になった」と話していました。
ハローワーク鳥取の福田豊所長は「多くの企業と接触してもらい、早期の就職につなげてもらいたい」と話していました。