閉校する小学校の卒業生“学びや”に感謝の花火計画 倉吉

来年3月に閉校する倉吉市の小学校の卒業生が“学びや”への感謝をあらわそうと来年3月の閉校式の日に花火を打ち上げる計画を立て、必要な資金を募る活動を始めました。

ことしで創立134年目となる倉吉市の上小鴨小学校は、児童数の減少により今年度末で閉校し、来年春からは、およそ3.5キロ離れた小鴨小学校に統合されます。

7日、卒業生で近くのケーキ店で働くパティシエの白水祐介さん(36)が小学校を訪れ、“学びや”への感謝の気持ちをあらわすため、来年3月24日の閉校式の日の夜に、打ち上げ花火を行う計画を淀瀬由美校長に説明しました。
そして、花火の準備や会場の警備にあてる資金を募るため「みんなで創るずっと忘れない花火」と書かれたポスターを手渡して、活動の周知に協力を呼びかけました。
寄付金は200万円を目標に、上小鴨コミュニティーセンターの窓口や銀行振り込みで、来年1月24日まで受け付けていて、資金が集まれば最大で500発ほどの花火を打ち上げたいとしています。
白水さんは「お世話になった学校に何かできないかという気持ちで企画した。どれくらいの数を打ち上げられるかまだ分からないが、みなさんの思い出になるような花火になればいい」と話していました。