米子の小中学校 子どもたちが韓国料理の給食楽しむ

韓国のソクチョ市と、姉妹都市提携を結んでいる米子市の小中学校で、子どもたちが韓国料理の給食を楽しみました。

この給食は、海外の食文化にふれてもらおうと、米子市が韓国のソクチョ市と姉妹都市提携を結んで25周年となった3年前から年に1回行っています。
このうち加茂小学校の2年生の教室では、甘辛く味付けされた鳥のから揚げ「ヤンニョムチキン」や、春雨を炒めた「チャプチェ」など3品の韓国料理が提供されました。
教室には韓国出身で米子市の国際交流員のシン・ナリさんが訪れ、韓国では主に金属の箸とスプーンで食べることや、辛くない料理も多いことなどを紹介しました。
子どもたちは韓国料理を味わったあと、シンさんへのお礼として韓国民謡の「アリラン」を合唱していました。
米子市によりますと、市内の小中学校などあわせて36校で、およそ1万3000人の子どもたちが韓国料理の給食を楽しんだということです。
2年生の児童は「韓国の料理は辛い味もあったけどおいしかった。家でも作ってみたい」と話していました。
シンさんは「楽しく食べてくれてうれしかった。食を通じて国の文化を知ることは大事なので、韓国との出会いがいい印象になってよかった」と話していました。