智頭小児童が基幹産業・林業の担い手不足問題や仕事の魅力発表

林業がさかんな智頭町で、地元の小学生たちが林業をめぐる担い手不足の問題や、仕事の魅力について学んだことを発表しました。

町で唯一の小学校・智頭小学校の6年生およそ40人は、ことし4月から町の基幹産業の林業について、地元の林業家の話を聞いたりインターネットで調べたりして学習を続けてきました。
5日、町の施設で町長や役場の職員などを前に学習内容を発表し、担い手不足の原因として、林業に危険で怖いイメージがあることや、高齢化と若者の流出が進んでいることなどをあげました。
そして林業家が子育てと同じ思いで木を育てていることや、やりがいがある仕事だと話していたことを紹介し、児童たちは「自分もそう思える仕事につきたい」と感じたことを発表していました。
児童たちは来年、地元の中学校に入学してからも林業について学習を進め、今後は林業の普及のため木材を使った商品づくりを提案したいとしています。
発表した児童は「林業家の話を聞いて、調べただけではわからないことを知れた。今までの頑張りを伝えられて良かった」と話していました。
また別の児童は「智頭町の役に立ちたいので、林業に携わりたい」と話していました。