米子城跡から伐採撤去した樹木 希望者に無料配布

米子市は、米子城跡から伐採して撤去した樹木を有効に活用してもらおうと、希望者に無料で配りました。

米子市は、国の史跡・米子城跡の保全などのため、ことし71本の樹木を伐採し現地に置いていましたが、市民から「景観を損ねている」と指摘されたため、このうち45本を撤去しました。
市は、撤去した樹木を有効に活用してもらおうと、受け取りを希望した170人に無料で配ることになりました。
3日、配付が始まる時刻までに110人が集まって、持ち帰る木を選ぶ順番を決める抽選が行われました。
このあと希望者は「三の丸跡」に集められた樹木を品定めしながら、次々と軽トラックや乗用車に積み込んでいきました。
配られた樹木はスダジイやイヌシデなどで、まきストーブなどの燃料として利用する人が多いということです。
米子市の30代の男性は「乾燥させてまきストーブに使いたい。長く燃える目の詰まった木を選びました」と話していました。
鳥取市の50代の男性は「キャンプのたき火のまきに使います。無料で配ってもらえてありがたいです」と話していました。