今年度上半期の県内移住者1002人 過去最多に

今年度上半期に鳥取県内に移住してきた人は1002人となり、上半期としては、現在の形で統計を取り始めて以降、最も多くなりました。
県は「コロナ禍を契機に地方移住への関心が高まっているのではないか」と分析しています。

鳥取県によりますと、ことし4月から9月までの今年度上半期に、県外から鳥取県内に移住したのは722世帯1002人で、前年度の上半期に比べて37世帯56人多くなりました。
上半期としては初めて1000人を超え、平成23年度に現在の形で統計を取り始めて以降、最も多いということです。
市町村別でみると、鳥取市が最も多い219人、次いで米子市が181人、倉吉市が122人、境港市が99人、琴浦町が87人などとなっています。
移住者の増加について、県の人口減少社会対策課は「コロナ禍を契機に都市部に暮らす人たちの地方移住への関心が高まっているほか、子育て施策の手厚さが評価されたのではないか」と分析しています。
その上で県は今後、東京や大阪で開催する移住や就職の相談会などを通じて、鳥取の魅力をアピールし、県が掲げる年間3000人の県内移住という目標を達成したいとしています。