「民芸」で鳥取の魅力を海外に 外国の旅行関係者ツアー 鳥取

日用品の中に美しさを見いだす「民芸」を通して、鳥取の魅力を海外にPRしてもらおうと、外国の旅行関係者を招いたツアーが、鳥取市で行われています。

このモニターツアーは、陶器や木工品など日用品の中に美しさを見いだす「民芸」に触れてもらうことで鳥取の魅力を海外にPRしようと、県が企画しました。
29日から始まったツアーには、日本とアメリカで旅行商品向けの写真を撮影しているフォトグラファーのウィル・グッダンさんなど3人が参加していて、30日に鳥取市の鳥取民藝美術館を訪れました。
参加者たちは、鳥取で「民芸運動」を広めた医師の吉田璋也がデザインしたり集めたりした陶芸や木工の作品を見てまわり、美術館の担当者から「民芸運動は生活を良くすることで、社会を良くすることを目指していた」と説明を受けました。
グッダンさんは「民芸が現在の生活に息づいていることが興味深い。旅行者は関心を持つと思うし、クリエイティブな活動をしている人はなおさらだと思う」と話していました。
あすは鳥取市内の「牛ノ戸焼」と「因州・中井窯」の窯元を訪れる予定です。